北朝鮮による拉致問題の理解促進について(一般質問)

午前中に一般質問に立ちました。
北朝鮮による拉致問題の理解促進についてに他5項目を質問しました。
持ち時間は60分。

北朝鮮による拉致問題の理解促進についてははじめの20分ほどを使いました。
以下、なかじま和代と長久手市の執行部のやりとりです。

Q1(なかじま) 北朝鮮による拉致問題について、小・中学生が人権問題として関心と認識を深め、社会的な課題を解決しようとする姿勢を育むことは大変重要だと考えます。国が作成した北朝鮮による日本人拉致問題啓発アニメ「めぐみ」の上映状況はどのようでしょうか。

A1(総務部長) アニメ「めぐみ」は平成27年6月に国から愛知県を経由して活用の依頼があり、南小学校及び市が洞小学校で上映しています。(長久手市の小学校は全6校です)

Q2(なかじま) 拉致問題への啓発にどのような取り組みをしていますか。

A2(総務部長) 毎年12月の人権侵害問題啓発週間に名古屋法務局から依頼された拉致問題啓発ポスターを市公共施設の掲示板に掲示しています。

Q3(なかじま) 北朝鮮による拉致問題はどのような問題だと捉えていますか。

A3(総務部長)人権問題として大変由々しき問題だと思っています。私もこの25分程度のアニメを2回見ました。その中では、めぐみさんが出生してから幸せな生活を送っていたところ52年に拉致されてしまった。そこで幸せな家族が崩壊した。生命安全を脅かす重大な人権問題だと捉えています。

Q4(なかじま) 2回見ていただいたということですが、ホームページからダウンロードできます(アニメ「めぐみ」ダウンロードサイト)ので、ぜひ他のかたたちも見ていただけたらと思います。この問題について、国は何をしようとしているのか、国の動きは掴んでいますか。

A4(総務部長) 国では、北朝鮮に対して拉致の実態があるので、みなさんが日本に戻っていただけるよう交渉を重ねていると新聞報道、テレビなど報道で認識しています。12月の人権侵害問題啓発週間にポスターなどを貼って啓発をしています。生命や安全を脅かす重大な人権問題と捉えています。

Q5(なかじま) 「拉致問題その他北朝鮮当局による人権侵害問題への対処に関する法律」(地方公共団体の責務)第三条地方公共団体は、国と連携を図りつつ、拉致問題その他北朝鮮当局による人権侵害問題に関する国民世論の啓発を図るよう努めるものとする。とあります。
また、平成30年3月7日付で教育委員会教育長あてに、アニメ「めぐみ」の積極的活用、作文コンクールへの参加について、加藤拉致問題担当大臣と林文部科学大臣の連名で、協力を要請がきているはずです。
国からのこのような通知に対して、連携していく考えがあるかお聞きします。

A5(総務部長)「拉致問題その他北朝鮮当局による人権侵害問題への対処に関する法律」の法の趣旨に則りまして、本市としましても国と連携を図り、人権侵害問題へ対する世論の啓発をはかっていきたいと考えています。

Q6(なかじま) 小中学校でのアニメ「めぐみ」を全教職員、そして全児童に見ていただきたいと考えますが、いかがでしょうか。

A6(教育長) 現在の実施状況、他の学校についても平成30年3月国からの通知も来ていますので、できるかぎり対応してもらえるかどうか。年間カリキュラムは年度当初に決まっていますので、本年度できるかどうか、来年度以降対応できるかどうかを一度話をしていきたいと思います。

Q7(なかじま)アニメ「めぐみ」の活用については、拉致問題のホームページに、活用の仕方として道徳の時間に使っていいと紹介しています。道徳の時間であれば、学校の枠組みで確保されていると思うので臨機応変に活用していただきたいと思います。また、見るとショックを受けるお子さんもいらっしゃると思います。本当にショックな内容なので。内閣官房拉致問題対策本部事務局アニメ「めぐみ」上映会開催に当たり、拉致問題の概要説明を希望する場合、職員を派遣しています。旅費等については事務局が負担するためかかりません。職員派遣を採用しませんか。

A7(教育部長) そういった措置があることは存じていますので、学校が必要ということがあれば、対応して協力を仰ぎたい。

Q8(なかじま) 学校が必要とすればというより、地方公共団体が国と連携を図り、世論の啓発を図るよう努めるものとするとなっていますので、ぜひ、指導していってほしいと思います。今年度、あま市では、拉致問題を人権問題として考える契機としていただくため、来年2月6日(水)に政府拉致問題対策本部事務局と愛知県及びあま市との共同開催で、拉致問題の経緯や被害者家族の救出活動などを描いたドキュメンタリー映画の上映会を開催する予定を立てられています。長久手市では何ができますか。

A8(総務部長) 12月10日から16日までが北朝鮮拉致問題啓発週間となっているので、法に則り、国が作成したポスターの掲示をしたい。枚数についてはそんなに多くなかったので、国の方と調整し、ポスターの掲示場所も検討したい。

Q9(なかじま) 12月4日〜10日の人権週間、そして北朝鮮拉致問題啓発週間(12月10日〜16日)2週間を合わせて掲示していただきたいと思います。小中学校をはじめ掲示板のある公共施設全てでポスターの掲示。また、パンフレットの窓口配布、市のホームページへの掲載をしていただきたいと思います。職員の方にブルーリボンバッチの着用をしていただきたいと考えますが、いかがでしょうか。

A9(総務部長) ブルーリボンバッチの詳細や県内の市町村の状況を確認しながら、研究したいと思います。

Q10(なかじま) 県内のということが気にかかります。日本中をよく見ていただいて考えていただきたいと思います。 兵庫県は、丹陽信用金庫から救出運動のシンボルであるブルーリボンバッジ6,000個の寄贈がありました。これを受け、拉致問題を風化させず、解決に向けた確たる意思を示すため、全職員に配布し、着用することで啓発運動を推進するとしています。
ブルーリボンバッチは、拉致被害者の救出を求める運動のシンボルです。
青色は、被害者の祖国日本と北朝鮮を隔てる「日本海の青」を、また、被害者と 御家族を唯一結んでいる「青い空」をイメージしています。もし、長久手市にブルーリボンの寄贈があればどうしますか。

A10(総務部長)ブルーリボンの趣旨はよく理解しているつもりです。そういう寄付があれば前向きに検討していきます。

Q11(なかじま) 普通の家に生まれためぐみさんは双子のお姉さんとして中学1年生でした。めぐみさんが拉致されたのは1977年、40年前です。お母さんの早紀江さんは「まだ生きていることを信じて闘ってまいります。」「拉致という自由を奪う行為を忘れないでください。」と訴え続けています。拉致問題は、日本人の生命と安全を脅かす重大な人権問題です。アニメ、映画は、このことを知るきっかけになります。あまり前向きなご答弁でない部分もあったので、積極的に啓発活動を推進して頂けると期待して質問を終わります。

以降の質問は

6月議会「なかじま和代の一般質問」

2 小学校・中学校への提出書類への署名、捺印について
3 学校の危機管理について
4 古戦場公園再整備計画について
5 職員の服務規程について

後ほどブログにアップします。

傍聴に来ていただいたみなさま、ありがとうございました。

あま市の森こうじ議員、尾張旭市の松田賢議員、同じ会派の山田けんたろう議員とパチリ✨
日進市の大橋ゆうすけ議員も傍聴いただきました。ありがとうございます。

北朝鮮による日本人拉致問題ホームページはこちら