6月22日の一般質問4項目めは
市内最古の古民家が現場保存となり、古戦場公園に移築しないことが決まりました。
では、何が必要なのか?夢がある、楽しめる、市民の役にも立つ体験施設にしたい!
という想いで「古戦場公園再整備計画について」以下のように質問しました。
Q1(なかじま) 古戦場公園再整備基本計画が平成29年3月に策定されたが、当初移築予定であった古民家を利用した歴史民俗体験施設は移築中止になった。体験施設、収蔵庫としての機能を重視すると古民家にこだわらず、和楽器体験ができるスペースや湿度などをコントロールできる機能的な建物にすべきだと思うがどうか。
A1(くらし文化部長) 「古戦場公園再整備基本計画」における歴史民俗体験施設については、長久手の歴史民俗資料の展示、体験学習、集会及び市民が公園を管理運営するためのパークマネージメント組織の拠点機能等を考えています。古民家の移築に限らず、これらの機能に適した施設整備を検討します。
Q2(なかじま) どのような民俗資料を展示予定で、何が体験できるようにする予定か。
A2(くらし文化部長) 長久手の農村の暮らしで昔使われていた生活道具や農機具、子どもの遊び道具の展示、季節の飾りなどを想定しています。また、体験施設では、昔使われていた生活道具や農機具、子どもの遊び道具を実際に使って、今と昔の違いを体験して学ぶ施設を想定しています。
Q3(なかじま) 子どもの遊び道具と飾りというものがイメージがわかないのですが、どんなものがあるのか教えてください。
A3(くらし文化部長) 子どもの遊び道具については、今収蔵しているものの確認ができていませんので、確認させていただくことと同時に、市内の方々からそういったものを募ることも必要かと思っています。
Q4(なかじま) あまり目新しいものはないのかなぁと思うのですが、農機具ということでしたら、市内に県の施設ですが農業試験場(長久手市岩作三ケ峯1-1)があって立派な農機具が展示されていますがご存知でしょうか。
A4(くらし文化部長) 民俗資料館があることは承知しています。
Q5(なかじま) そうしますと、すぐ近くの古戦場に同じようなものを飾るのが必要なのか、というととても疑問だと思います。キーワードとしては、体験というものがこれからの時代に必要なんじゃないかと思います。外国の方に日本に来ていただくにしても体験が大事だと思います。長久手の古戦場公園まで来て何ができるか?小学校の社会科学習でここまで来て何が学べ、できるのか?ということが大事なんだと思います。提案としては衣食住の「衣」、着物や棒の手の衣装、憧れの忍者衣装やお姫様や町娘などに着替え、古戦場だけでなくて、基本計画の中でも古戦場公園を拠点にしてフィールドミュージアムを整備し、ぐるっと回る(史跡巡り)ということが書いてあるので、そんなことが楽しんじゃないかと思いますが、いかがでしょうか。
A5(くらし文化部長) 古戦場の西側ゾーン整備では民具の展示、郷土の食文化、語り部による朗読の体験ワークショップなどを開催することとしています。そのことにより、市民が長久手の伝統的な暮らしについて学び、多世代に渡って交流するなど繋がりづくりの場となるよう整備をしていきたいと考えています。さらに、フィールドミュージアムの考え方については、古戦場公園が拠点となってくると思っていますので、その中身、ソフト面については今後検討していきます。
Q6(なかじま) ぜひ、検討していただきたいと思います。鎌倉、京都に行くと貸衣装屋さんが並び、着替えて街を歩いていらっしゃる方がたくさんいらっしゃいます。ここでもできるんですよ、っとちょうどジブリパークができる頃ですので、ここでは、ジブリパークへ行くだけじゃなくて、古戦場ではこんなことができるんですよって、なって行くと楽しいと思います。もう一点、琴棋書画として文化的な嗜みとして楽器演奏、なかなか和楽器に触れる機会もなく、大きな音が出るため和太鼓などは練習場所にも困っているのですが、建物が古民家でないというのであれば、地下に防音室を作り、地上部は古民家で囲炉裏を作ってということでも良いと思います。いかがでしょうか。
A6(くらし文化部長) 現在の構想の中では、そこまで検討されていませんが、今後明らかになって行くと思います。地下の防音施設については難しいと思います。
Q7(なかじま) 地下は難しくても、木造でも防音施設作れますので、検討していただきたいと思います。基本計画策定までワークショップを重ねてここまできていますので、ここからぐるっと変えるのは難しいことだとは思いますが、当初移築予定であった古民家がここには来ない、古戦場公園には来ないとなったので、その辺りからもまた考え直していただきたいと希望して、この項の質問を終わります。
6月議会「なかじま和代の一般質問」
1北朝鮮による拉致問題の理解促進について
2小学校・中学校への提出書類への署名、捺印について
3学校の危機管理について
5職員の服務規程について
カテゴリー