韓非子

名古屋綜學院 林ゼミ」に出席しました。

人は神と悪魔の中間に生きている!~韓非子と悪の人間学

韓非子は姓が韓、名が非。
韓王と卑賤の母の間に生まれ、儒家の荀子に学んだ生い立ちが思想を生み、人が道徳心だけでなく法治で正しく行えること、人は神と悪魔の中間に生きている不完全なものであることを韓非子の中に残している。
韓非子を読んだ始皇帝が会いたいと思い、戦をふっかけ、韓の国の使者として韓非は秦の始皇帝のもとへ行くが、同窓生に毒を飲まされ死んでしまう。数奇な運命。

韓非子の全五十五篇の中からいくつかを学びました。

「慈恵国を亡ぼす」で、慈悲に厚い王は、過ちがあっても罰せられず、功がなくても賞せられる。これでは国は滅びる。
「功名」で、重たいものでも、船に乗せれば水に浮かぶ。ところが小さな軽いものでも、船がなければ沈んでしまう。浮くか沈むかは、重さの違いが原因では無い。「勢位(権勢、地位)」があるかどうかなのである。

7術とともに持ち帰りたいと思いました。

学びの後半では、自分の行動の原点となる種から始まる「原大本徹」の全員発表とアドバイスをいただきました。辛口4で採点していただき、喝を入れられたので帰って見直しをしました。
伝えることの難しさも感じました。手帳に入れ毎日振り返って手直ししていこうと思います。

1年間の学びで今回が3回目でした。中国古典を手に取ることがなかったので本当に面白いです。