橋本聖子先生のお話し

昨夜は、政二塾で参議院議員の橋本聖子先生。

聖子の聖の字は、お父様が東京オリンピックの聖火の聖の字をつけたられたそうです。
小学2年生に札幌オリンピックを観て、ジャンプやスケートという冬の遊びが種目にあることを身近に感じたこと。

そして、小学3年生で発病、高校3年生では医療事故にもあい、治ることのない3つの病気を抱えながら、19歳でオリンピック初出場。
その後は、競技人として最低限の薬の使用にとどめる必要性から運動生理学や食などのチーム医療のお陰で、自然治癒力をあげ、体を疲労させずにトレーニングできるように体質改善をしたそうです。
当時最先端のスポーツ医療は、ソビエト。トップランナーを育てる論文(マサイ族をつくる)、マサイ族は汗をかかない。汗をかくと疲労するので、汗をかかない必要があり、そのための水分の取り方を変えることで身体が変わる。・・・不思議な話でした。

持って生まれた人間の治癒能力を引き出すことで、130%のトレーニングをしても100%と同じ疲労感になる。

ヨーロッパの地域医療は未病対策。
・風邪をひかせない
・怪我をさせない

日本は・・・

ヨーロッパのリゾート地は、その地域医療がバックアップし、介護、スポーツ、食に満足しながら長期の滞在ができる一つの産業となっている。

日本には安全安全な食があり、清潔で移動インフラが整っているので、メディカルツーリズムの需要が海外から高まっている。
山あり、海あり、モノづくりが盛んで、人口の多い愛知は高いポテンシャルがある。

WHO世界保健機関憲章前文に健康が定義されています。ウエルビーイングwell being

「健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが 満たされた状態にあることをいいます。 ・・・世界中すべての人々が健康であることは、平和と安全を達成するための基礎であり、その成否は、個人と国家の
全面的な協力が得られるかどうかにかかっています。・・・」

健康的で良質な生活と社会福祉が充実した社会となるように!未来への先行投資、失われたコミュニティを復活させ引きこもりをゼロに。外国人労働者をどんどん増やすことはできない。

2020年のオリンピックパラリンピックはただのスポーツの祭典ではない、成熟した国家として、新しいイノベーションで、どこより素晴らしいおもてなしを訪日の4000万人に体感してもらいたい。そのためにはオールジャパンで盛り上げていきたい。

橋本聖子先生はわかりやすく力強いお話であっという間の時間でした。
講義の終了8時半の後、知立駅から電車でご自宅へと帰られました。
母親であることも大切にしているんだと思いました。

長久手市議会議員 なかじま和代