自民党女性局で一年に一度開催される「全国女性議員政策研究会」に参加しました。
1日目の今日は4名の講師の方にご講演いただきました。講演要旨。
①「女性と選挙」
講師 上智大学法学部教授 三浦まり氏
政治家に男も女もないけれで、男女の違いで生活上の経験、関心ごと、気になる視点に違いがあることからも問題解決への道筋を建てる際、女性が意見を出すことは女性の声の代弁者として重要である。
女性が議会に増えると政策の優先順位がかわり、議会の質も変わるだろう。
女性の登用ということだけでなく、市町村議員の選挙では連記制を取り入れてはどうか。無投票行動や低投票率対策としても有効なのではないか。
②「少子高齢化・人口減少」
講師 慶應義塾大学名誉教授 大江守之氏
1930年、日本では、若い時期から長い期間に一人の女性が4名以上のたくさんの子どもを産んだでいた。出生した子どもの数をグラフ化すると18歳くらいから43歳くらいまで高い状態だった。
2015年には産みはじめも遅くなり、産む子の数も当時と比べると少ない。
ヨーロッパの出生率向上からも事実婚の子を日本において婚外子という言葉でいうこと自体に言葉の持つイメージが悪いのでないかとの指摘でした。保育園などの施設に住民が温かい視線を送る、公共交通機関を使う際の子どもの未熟な様子にも温かい視線で見守るなど、あったかい社会になることも少子化対策になるのではないか。
③「働き方改革・女性活躍」
講師 衆議院議員 加藤勝信氏
一億総活躍担当、拉致問題担当、女性活躍担当、再チャレンジ担当、国土強靭化担当、内閣府特命担当(少子化対策および男女共同参画)大臣
まず、拉致問題に40年という時間がかかり、もう1日も余裕はないという拉致問題担当大臣としてどのように取り組んでいるかについてお話の後。
第3次ベビーブームは来なかった、そして人口減少社会の働き方をめぐる改革はいかに賢く働くか?生産性を上げて行く努力、病気の治療と仕事の両立への環境整備をはじめとする環境整備についてと、夫婦でのカジ・イクジの分担時間については男性側の「家事や育児を手伝う」という意識から「家事も育児も一緒にする」と言葉にすることの大切さもお話でした。
日本人の大人のPISAの成績は世界1なのだから、働き手の能力UPもまだまだ可能性があるとお話でした。
仕事の手順をしっかり守り、接客などのサービス業でも全体の効率化が進み、売り上げが上がる事例を示していただきましTあ。
④「わが国を取り巻く課題と一億総活躍社会の実現」
講師 衆議院議員 茂木敏充氏
自民党政務調査会長
北朝鮮のミサイルへの対応、イージス、パトリオットのお話から、雇用の現状(有効求人倍率1.48)、第4次産業革命としては日本が勝てる、メダルの取れる分野を絞ることも大切である十話でした。
リカレント教育の充実、就職しているものが、次の仕事、新しい分野の仕事に移りたいときに移れる仕組みづくりへの環境作りをしていくそうです。
学び直し教育であるリカレント教育体制の充実としては、教育の無料化、教育施設に保育所を整備し子育て中でも働ける環境の整備を進めていくそうです。
女性局の高階恵美子女性局長と記念に写真を撮っていただきました。
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