雪で真っ白な長久手を早朝出発し、冬の会派視察は関東へ。
1日目の今日は、
3か所を視察しました。
1 おおたかの森こども図書館(千葉県流山市)
2 駅前保育送迎ステーション(千葉県流山市)
3 柏の葉キャンパス周辺(千葉県柏市)
流山市は、2010年(平成22年)から「母になるなら、流山市。」のPRのもと、子育て支援に力を入れています。
車を走らせていると、新しい戸建てが次々にあらわれ、子どもの洗濯物やベビーカー、小さな自転車がみえました。
人口は平成22年から平成27年の5年間で、163,984人から174,373人へと10,389人増加しています。
1 おおたかの森こども図書館は、人口増加に伴い平成27年4月に新設された「おおたかの森小学校」、「おおたかの森中学校」に併設され、図書館は小学校の図書館とつながっています。
おおたかの森センター(公民館)で受付をし、2階に図書館がありました。
こども図書館の名前通り、赤ちゃん向けからティーン向けの本が対象です。
平日は小さなお子様連れの利用者が多いそうです。手作りの図書館便りが子ども向けとティーン向けの2種類ありました。
(長久手市へフィードバック)
流山市は人口174,373人に対し、図書館がなんと7か所もあります。
平日は近所に住む親子が訪れ、靴を脱いであがる図書館内のカーペットでくつろいで本を楽しんでいるそうです。
おおたかの森こども図書館は複合施設内にありますが、利用に不便は感じませんでした。
逆に、おおたかの森センター利用の大人が、こちらの窓口で市内全館の本を借りたり返したりできるので、地域の図書館窓口としての役目は、今後共生ステーション整備の際などの参考にすべきだと思います。
新着本の紹介も丁寧で、チィーンズ向けのお便り発行などもコーナー充実から対応が必要だと感じました。
2 駅前送迎ステーションとは、市内2カ所の駅前送迎保育ステーションと各保育園をつなぐサービスです。駅前に一時預かり施設を併設し、親が出勤前に施設に子どもを預け、出勤後にその施設に迎えに行けば良いという仕組み。1回100円で利用できます。集中から分散する保育が可能となり、待機児童数の減少に貢献する事業です。
「おおたかのもり駅前送迎ステーション」は、つくばエクスプレス、東部アーバンパークラインの鉄道2路線の「流山おおたかの森駅」の改札とデッキでつながった商業ビルの中にあり、電車通勤の保護者にはとても便利です。
社会福祉法人高砂福祉会に運営委託しています。
(長久手へのフィードバック)
区画整理により多数の世帯が転入されている地区、渋滞対策としても駅前送迎ステーション事業は、大きな子育て支援になる。富山市の行っている「お迎え型体調不良児保育事業」とともに導入することに向けてすすめたい。
3 柏の葉キャンパス周辺では、公民学連携のまちづくりをしています。
公…千葉県、柏市
民…企業、市民
学…東京大学、千葉大学
「柏の葉国際キャンパスタウン構想」として地域に暮らす全ての人々が大学(東京大学、千葉大学)と係わりを持ち、創造的環境の中で環境に優しく健康的なライフスタイルを実現できる都市づくりを目指して8つの目標を立てています。
「セグウェイキャンパスツアー」の案内がありました。
構想の目標の一つである「サスティナブルな移動交通システム」として、セグウェイを利用した公道走行実証実験で、東京大学と千葉大学の2つのキャンパス、県立柏の葉公園を結ぶ約5キロの道のりをセグウェイで廻るそうです。
(長久手市へのフィードバック)
柏の葉国際キャンパスタウン構想は今から8年前の2008年に策定され、大学との連携、駅周辺の景観維持、魅力発信のための交流会、まちづくりスクールなどを開催しているが、その拠点は柏の葉アーバンデザインセンター(UDCK)という場があることが必須です。
リニモテラス構想で同様なものを考えているのであれば、大学からの距離が UDCKと東京大学、千葉大学の距離と比べて、遠いことへの対応も考える必要がある。
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