インターネットのトラブル回避

長久手市小中学校PTA連絡協議会主催の子育て講演会に参加しました。

はじめに会長から、スマートフォンなどの保有率(小6で58%、中3で78%)、年々増加する近々の課題である。持たせ方など見直すきっかけになればというお話しがありました。

本題は、『インターネットやスマートフォンでのトラブル事例と回避策について』について、株式会社ディー・エヌ・エーのあさくらさんからお話しをお聞きしました。

出会いに関する犯罪被害についてでは、大手サイトの取り組み(未成年者のやり取りの監視、未成年者が3歳以上離れた人とやり取りできない仕組み)により、出会い系サイトによる被害は減っているが、交際掲示板やその他のコミィニティサイトによる事件の数が増えているということでした。

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平成27年上半期の出会い系サイト及びコミュニティサイトに起因する事犯の現状と対策について[警視庁サイバー犯罪対策H27.10.15掲載]

被害にあった児童の96.3%がフィルタリングを使っていなかったということで、設定についても説明していただきました。

ほかにも、冗談のつもりでインターネット上にアップしたものが、取り返しのつかいない騒ぎになり、一生を左右することになってしまう事例…など、各々の家庭で必要と判断し持たせているものなので、親が積極的に使い方については子どもに助言をしていく必要があると改めて感じました。そして、困った時には、子どもたち同士という未熟なものの中で解答を見つけるのではなく、保護者やサイトの運営者、県・国の相談窓口へ繋がるようにすることも子どもに知っておいて欲しいです。

他の自治体で、教育委員会から夜9時までの利用を呼びかけたところ、「子どもたちも喜んだ」とお話しでした。付き合いの悪いやつだとは思われたくないけれど、誰かに止めて欲しい…という気持ちにはそのような形でも答えられるのかなぁとも思いました。