長久手の保育園 リズム運動

教育福祉委員会の所管事務調査として上郷保育園で「保育園児のリズム運動の見学と保育士へのヒアリング」を行いました。

所管事務調査とは、常任委員会に認められた調査で、委員会が所管する事務について行う調査です。

今回は、コロナ禍で運動機会が減ったことが健康に影響を与えていることから、市民の運動機会をどのように確保するかの視点で「小中学校の部活動の現状把握」とともに「幼児期の運動機会」について、保育園の見学を調査することになりました。

我が家の4人の子どもたちは西保育園、北保育園にお世話になったので、リズム運動をはじめとする「さくら・さくらんぼ保育」には感謝ばかりですが、改めてコロナ禍後のリズムの様子を見学し、現場の保育士さんからからお話しを聞くことができ理解が深まりました。

報告書は1ヶ月後までに委員長に提出することになっています。

上郷保育園のホールの様子

子ども部未来課へのヒアリング

子ども部未来課からの資料・・・

「長久手市後衛保育園のおける運動について」

1 運動に遊びを取り入れた経緯

1980年頃、「既成の保育を脱却したい」という強い思いを持っていた本市の保育士が、研修で「さくら・さくらんぼ保育園」の保育映画を観て、同じ年齢の子どもでも、保育の仕方によって、子どもの育ちが全く異なることに感銘を受け、映画の舞台となった、埼玉県深谷市にある「さくら・さくんぼ保育園」を直接見学に行き、そこで実施されていた、リズム遊びの他、ロールマット運動、独楽回し、竹馬等を、本市の保育に取り入れた。

こうした研修を受けた保育士達が、まず、自分の園で取り入れ、以降の人事異動先の保育園でも保育に取り入れることで、さくら・さくらんぼ保育が市内の保育園でさらに広まっていった。

2 リズム遊びの効果

音楽のリズムに合わせて、子ども達は、自分にとって親しみのある動物の動きを模倣して走ったり、止まったり、跳んだり、這ったり、飛ぶといった動きをする。

その他、海の波や雪、風の様子といった自然現象を、音楽にあわせて体で表現することで、子どもの骨や筋肉、関節、視神経等の発達を促し、同時に自然への認識も深め、育んでいくことができる。

3 ロールマット運動の効果

子どもの年齢に合わせて、大きさを考慮したマットをロール状にしたもの上に、よじ登ったり、飛びついたりする遊びをする。

また、子どもがロールマットにうつ伏せになった状態で、保育士が子ども体をさすって、体や皮膚の状態に異常が無いかを確認しつつ、身体のゆがみを整えたり、緊張をほぐしたり、血流をよくしたりする。その際、保育士は、1対1の対話を大切にしながら、子どもとコミュニケーションをとるようにしいる。