「ワクチン打った?」と聞かれたら…補正予算の質疑

長久手市議会は令和3年第2階定例会16日目、本会議一般質問3日目で5名の議員が登壇しました。
一般質問後に、追加議案「議案第42号長久手市一般会計補正予算(第6号)」の上程、説明、質疑。

散開後、予算決算委員会が開かれ議案の審査を行いました。

追加された「議案第42号長久手市一般会計補正予算(第6号)」は、
新型コロナワクチン予防接種について、国が接種の対象年齢を12歳までに広げたこと、職域接種が行われることなど接種体制を整える必要が出たことから実施体制を見直し補正したものです。
2,595万7千円の増額補正で、全額国庫支出金による増額で、補正度予算額は208億2,382万9千円です。

「議案第42号長久手市一般会計補正予算(第6号)」で、未成年者への接種体制などについて確認したい事項を質問しました。
議会の会議規則により、本会議での質問は同一議題につき2回までとなっています。
一問一答ではなく、1回目に数点確認し、もう1回質問できる形となっています。

〈1回目〉
Q1(なかじま)未成年は保護者が接種に同意する必要があるが、会場に付き添う必要があるか。
A1(福祉部次長)未成年であっても、16 歳以上の方については、保護者の同意書は必要ありません。15歳以下の方の接種には、予診票に保護者の署名が必要になります。12歳から15歳の方は、本市の接種会場においては、原則保護者同伴としています。

Q2(なかじま)萩生田大臣は、小・中・高校生の集団接種は、同調圧力が心配される、体調の変化にきめ細やかな対応ができないことから学校での集団接種を推奨するものでないと発言されています。学校の遠足、修学旅行などの行事に加え、教室内、部活動、遠征、対戦などで、接種・非接種で差別が生まれないようどのような準備を進めるのか。
A2(福祉部次長)現在のところ本市では、小・中・高校生に集団接種での接種枠を確保することは考えていません。個人の判断で接種する、しないを判断していただき、各自で申しみをしていただくこととしています。

Q3(なかじま)接種は努力義務であり、今回接種率を9割まで上げて予算化した。接種率の高低により国や県からペナルティはあるか。
A3(福祉部次長)現在のところ、接種率においてペナルティがあるなどの情報はありません。

Q4(なかじま)若年者、女性の方が副反応が多く出ているが、副反応が出た場合厚生労働省の通知では、市が窓口となっているが、先日の冨田議員の一般質問でかかりつけ医が窓口となるとのことだったが、市は相談を受け付けないということか。
A4(福祉部次長)副反応が出た場合には、先ずはかかりつけ医に相談してもらい、その他に県が設置する「新型コロナウイルス感染症健康相談窓口」を案内することとなります。

〈2回目〉
Q5(なかじま)新型コロナウイルス感染症によるん未成年者の死亡者は0(ゼロ)で重症化しないことがわかっている。「未成年者の接種は、しばらく様子を見る」と決めた自治体がある。家庭により親子関係は様々で未成年者への接種は十分すぎるほどの説明が必要だと考えるが、積極的に接種機会を整える本市は保護者あてに何を通知するのか。
A5(福祉部次長)早く打ちたいという方、打ちたくないという方がいることは承知しています。本市では本日(6月25日金曜日)12歳以上の市民へクーポン券を発送しました。積極的に接種機会を整えているのではなく、各自の判断で接種する機会を与えるということです。
また、同封する説明書にも本人の同意を持って接種することを記載しています。

Q6(なかじま)学校内にとどまらず、塾などで、教師からまた、子ども同士で「ワクチンを打ったのか」とか「ワクチンを打つのか」と聞かれた場合に子どもはどのように答えるべきか
A6(福祉部次長)回答については、本人の意思で回答いただければ良いと考えます。このような打った、打たないを聞かないことを指導する必 があると考えます。学校等と連携し、どのように指導していくかを検討したいと考えています。

Q7(なかじま)予約が少なかった場合に市でワクチンが余ることがあるのか。
A7(福祉部次長)ワクチンの要求については、現状の接種状況を見ながら要求しています。今後ワクチン接種の終わりも見据え、余りが発生しないよう進めていきます。

Q8(なかじま)今回の補正予算が未消化となった場合はどうなるのか。
A8(福祉部次長)予算で未消化のものが発生した は、減額補正するなど、適切に処理していくこととします。

Q9かかりつけ医がいない場合は、どうしたら良いのか。
A9(福祉部次長)相談であれば愛知県の相談窓口につなぎます。ワクチン接種については、接種当日の医師の判断で、接種することができることとなっています。

本会議終了後、予算決算委員会の中で↑この補正予算について審査が行われ、賛成全員で可決しました。
次回の本会議6月29日(火)9時半から本会議での採決が行われます。

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