『心を整える。』 長谷部誠

長谷部誠さん。
静岡県出身1984年1月生まれの26歳のサッカー日本代表キャプテン

第9章までで構成された56の習慣は周りと自分を正面から愛している様子が感じられて敬服します。心の成長は年齢に正比例するわけではないんですね。見習うところがいっぱいです。

その中でも、イチオシ3つをご紹介。

1.ドイツには「整理整頓は、人生の半分である」ということわざがある。日頃から整理整頓を心がけていれば、それが生活や仕事に規律と秩序をもたらす。だから整理整頓は人生の半分といえるくらい大切なんだ、という意味だ。
このことわざに、僕も賛成だ。
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朝起きたらかんたんにベッドメイキングする。本棚は乱れていたら整理する。ダイニングテーブルの上には物が散らかっていないようにする。ただ、あまり整理に対して気を遣いすぎると精神的に負担になるので、100点満点で言えば80点くらいの清潔感を保つようにしている。
きれいになった部屋を見たら、誰だって心が落ち着く。僕は心がモヤモヤしたときこそ、体を動かして整理整頓をしている。心の掃除もかねて。

2.努力や我慢は秘密にすべきだ。
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周囲からの尊敬や同情は、気がつかないうちに自分の中に甘えを作ってしまう。甘えができたら、楽な方に流れてしまう恐れがある。特に自分が追い込まれて、ぎりぎりの判断を迫られたときに。
だから、これは賛否両論あると思うがケガについて僕は嘘をつくことがある。
「コンディションは問題ありません。いけます!」と。

3.指導者と向き合う。
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先生だって全知全能ではないので、知らないこともあれば間違うことだってあるだろう。そんなとき先生の悪い方に目を向けるのではなく、良いところを見るようにすれば、キット信頼するきっかけが見つかり、いい関係を築くことができるはずだ。どんな指導者にもそれぞれの良さがある。
それを引き出せるかどうかは、教えられる側の心構えにもかかっている。