手塚治虫さんのブラック・ジャック。私が小学生のころに、床屋さんをしているお友達の家の待ち合いで初めて読みました。
それまでマンガというと、ドラえもん、月刊誌りぼんと可愛いもの、不思議なものしか読んだことがなかったので、闇医者という日陰の部分、細かい臓器の描写にちょっと違和感を感じつつも、ブラック・ジャックの持つ正義感や腕前に圧倒されて出会いから毎日、学校帰りに床屋さんのソファーに座って読みました。
漫画)ブラック・ジャック創作㊙話
今まで手塚治虫さんを勝手にほわっと優しい感じでイメージしていたのですが、創作㊙話を読んで、とんでもなくパワフルな人で休日を取らず、同時進行で何本ものマンガの連載し、産み出す物に妥協しない人だったんだと感心しました。
このマンガの中の手塚治虫さんは無精ひげを生やして、ボサボサの頭をして、暑苦しいほどマンガを描くことに根をつめています。
『天才は99%の努力と1%のひらめき』
このマンガを通して、天才の努力の部分を見ることができた気がします。
あっという間に読めますが、読み終わってからもまぶたの奥にニヤリと笑った手塚治虫さんが出て来るほど、刺激の強いマンガでした。
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