議会運営委員会で加賀市議会へ。
加賀市議長、事務局長が迎えてくださいました。
加賀市議会は2015年の議会改革度調査で全国1,460自治体中で全国8位!です。
現在の人口は11年前の合併時の75,000人から69,000人まで減り、加賀市にある「山代温泉」「片山津温泉」「山中温泉」の3温泉への観光客も団体利用からファミリーでの利用に時代が変わり厳しい状況だというお話でした。
諸々課題に対して、「日本一の議会を目指して」改革の取り組みを学ばせていただきました。
市民の「議会は何をしているか?」、「議員は普段どうしているか?」の疑問に答えていくことの必要性から、議会からの情報発信、PRを《議会基本条例》というルールに則って取り組んでいます。
議会事務局9名の体制で議員活動がバックアップされ、条例づくりにも積極的でした。
議会図書室の設置は自治基本条例で定めがありますが、市立図書館内に併設し、議員の調査のしやすさ、情報を集めやすい体制を作っています。
昨年度(平成27年)6月より、タブレット端末の導入によりペーパーレス化に取り組み、利便性が大幅にアップしたそうです。書類の差し替えや、事務連絡などで事務局の負担が減るとともに、担当の委員会以外の資料の閲覧、総合計画などのページ数が多く紙ベースでは持ち歩くことに苦労するような情報がタブレットに入り、「入れて良かった!」とお話でした。
子ども議会、女性議会が開かれていて、市議会への質問を受ける場として活発に意見がいただけるそうです。市内の高校生対象の高校生議会も開催したいとお話でした。
今週、女性議会が議場で開催されるための準備がしてありました。
長久手市議会に取り組みを持ち帰り、議会運営に活かしたいです。
議会事務では、年に何十もの視察を受け入れているそうです。
事務局長は、議会改革は順位を上げることが目的ではなく、市民にとって有益になるかが重要で、議長、議員がやりたいと言ったことを全力でサポートしているとお話でした。
改革への取り組みの経緯をわかりやすく資料でいただきました。ありがとうございました。
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