農機具の貸し出しがGWごろにはスタート⁈

4月からの令和5年度予算を審査する「予算決算委員会 総務くらし建設分科会」の2日目です。

建設部(土木課、都市計画課、みどりの推進課、区画整理課)、くらし文化部(たつせがある課、安心安全課、環境課、生涯学習課)、会計課、監査委員事務局、議会事務局、最後に土地取得特別会計予算の審査でした。
2日間の審査結果は3月13日予算決算委員会で報告され討論採決、その後3月17日閉会日の討論採決という流れです。

いくつかピックアップします。

土木課は道路や橋の整備予算が主で、1つの事業の金額が大きいです。
どこもピカピカにできたら良いのですが、限られた予算で、子どもたちに事故が起きないように、緊急車両が入れるように、渋滞が緩和されるように…様々な要素を吟味して計画ができ、予算が通ると用地買収などしながら、修繕や整備が進みます。

みどりの推進課は、農業政策や公園管理、平成こども塾などを担当しています。
「アグリサポート事業」長久手の農を支え、様々な人材を農地につなげ、地域農業の再生を図るため、関連主要事業を総称。
令和5年度は、これまで市直営だった農楽校、市民農園の指導などを新規で立ち上げる一般社団法人に委託し、新たにGWごろから営農相談(無料)と農機具(有料)の貸し出し業務もスタートする予定。保育園の芋掘りや市民向けの野菜収穫体験などは変わらず組まれていました。

剪定枝粉砕機2台は無料貸し出し予定、ごみ袋値上げに対し、市民から剪定枝は減らせないごみだとの意見が多くありました。剪定枝粉砕器を使ってウッドチップにできれば、ごみから宝?が生まれるかも。
🌸スモーク用の桜チップなどはかなり良いお値段するので✨

生涯学習課は、スポーツ、芸術、文化施設などを担当しています。
令和5年4月からスポーツ施設は市直営から指定管理者の管理になります。
スポーツの杜は、野球場とサッカー場があり借地ですが、令和5年度末にスポーツ施設を集約(テニス場など)する方針をたて、適切な時期に購入したいとのことでした。


古戦場公園は、小牧・長久手の戦いの古戦場として国指定史跡であり、日本の歴史公園100選に選ばれた公園です。基本構想(平成27年3月)、基本計画(平成29年3月)、史跡長久手古戦場保存活用計画(平成30年3月)、基本設計(平成31年3月)の順に事業が進められ、当初の予定では令和4年度にガイダンス施設がオープンあわせて資料室の解体、和球場改修工事を実施予定で、ジブリパーク開園に間に合うのではないかと期待もあり、一般質問で早期の整備をお願いしていました。

ただ、古民家を移築する(基本計画)といった後、一転、現地保存の方針が示され、再び、移築・・・
詳しくは市役所ホームページ

古戦場公園には、 小牧・長久手の戦いの古戦場の位置や地形を縮景という手法で表現した広場があります。
令和4年度当初予算に、この縮景を壊し芝生広場とする予算(築山切土造成工事1,412万3千円)が計上されていましたが、NHK大河ドラマ「どうする家康」があることから延期されていたものです。
芝生広場にする理由は、イベントに使える広場が欲しいというワークショップ(平成28年度)の意見や史跡地を古戦場当時の見晴らしにするためだそうですが、日本の歴史公園100選を調べてみると、公園の推薦をしたのは長久手町で、多くの公園が推薦される中で有識者により選定されたものだとわかります。選定は越澤明北海道大学大学院長寿をはじめとする文化庁・国土交通省など7名の有識者です。
「認定証」はどこにあるんだろう?

縮景

二転三転している計画の中で、古戦場公園駅から一体的な視点で見るとイベントに必要な広場は中央第2公園にできました。
令和5年4月9日(日)長久手古戦場桜まつりのステージは中央第2公園で開催です。
築山切土造成工事1,412万3千円を執行する場合のスケジュールは、令和5年8月ごろに入札、工事開始が10月?と答弁がありましたが、「どうする家康」は今放映中で小牧・長久手の戦いは秋ごろ放映でないかということです。
今一度、縮景の良さを見直しフラット芝生広場にする工事は止め、保存に舵をとっても良いのではないかと思います。

縮景の案内看板

明日から2日間は、教育福祉委員会・予算決算教育福祉分科会が開催されます。
私はライブ配信により傍聴します。