消防団の法被(はっぴ)

長久手市内の消防団の方と総務委員会メンバーとの意見交換会を行いました。
長久手消防団の団長、副団長2名、上郷、岩作、長湫の団長、副団長、団員、女性消防ポピーズの方が参加してくださいました。

消防団募集のホームページはこちら

消防団は、市内に住んでいるか市内で働いている18歳以上の健康な人なら学生、社会人に限らず入団できます。大規模な災害が発生した時には、消防署だけでは対応できません。自分たちの町を自分たちで守るという活動をしている方の集まりです。

『長久手が好きだから、やっている』

『人を守る権利をいただいている』

と言う言葉に象徴されるような高い志を持った方たちです。
新入団は思ったように進まず、定年制を撤廃したことによって再入団してもらったりして技術のあるかたにいつまでも頼ることができるようになった反面、いくつまで続ければいいんだろうという気持ちもあると聞き、責任感があるからこその言葉なんだろうと思い聞きました。

『この法被に誇りを持っている』ときき、かっこいいと消防団の証とは感じていましたが、消防服とどう違うのか気持ちが共有できない部分もあって少し調べてみました。

消防団の法被は、江戸時代の火消しが火事の際、動きやすく頑丈な衣服として着用し、水を十分に含んで、火災現場でも着火せず、消失物から身を守る為に、刺子などの丈夫な素材が多く使用されました。背中には組名や紋章を鮮やかに染め込んだものが消防半纏の始まりと言われています。

今度もう少し近くで見せていただこうと思います。

いただいた意見としては、

2012年1月に長久手市になったのに、ほとんどの団員は長久手町の法被を着ている。
消防団の詰所は災害時に安全なものとしたいが、建物の持ち主の問題などがある。
自主防災訓練を月に2回行っているが、他に祭りの警備など活動が入るため新たな取り組みをする余裕がない。
長久手生まれでない人が増えている中、長久手生まれの人は外に出て地元に残っていないため、消防団の知り合いに勧誘するのでは相手がいない。
校区の運動会に警備でなく、出場したい。
など。

議員の側からも意見が出ました。

安心して暮らしている日常の中、同じ長久手の中を365日いつでも出れるようにと、安全を願い訓練している団員の方の生の声を聞くことができました。
職場体験的なこともやっていきたいとお話でしたので、今度の活動を応援していきます。

写真は長湫分団、年末夜警の様子です。