日本的

子どものためと思って朝日小学生新聞を取っています。

毎朝、大人の新聞と一緒に届くのですが、一面には、インタビューや特定の事がらを丁寧に書いた記事のほか『ニュースあれこれ』の欄があり子どもにわかりやすいように丁寧な説明でニュースがダイジェストで載っています。全文ルビ付きで、身近なものでできる実験や、マンガの連載も多岐にわたり楽しい工夫がたくさんあります。
子どもの読んだ後に、読むのが楽しみです。

昨日は、ドナルド・キーンさんへ小5の朝小リポーターがインタビューした記事が載っていました。
今年2月に名大の公開講演会でお話を聞いて、日本にもとからいたら気が付かなかったかもしれない日本の楽しいところ、美しいところを言葉にできる素敵な人だなあと思いました。
朝小のインタビューでは『はじめに日本に触れたのは、ニューヨークで英語訳の源氏物語を安かったからと読んだことがはじまりで、本の中の世界では戦争も殺し合いもなく、主人公は音楽も踊りも絵もできて、一番上手なのは愛すること。魅力的で人間的文化的な世界。』と話されていました。

本人が日本的になったと感じる点として、『夢がヤシの木の下でおいしい飲み物を飲むことではなく、働くこと。』というお話は心に残りました。

今年3月には日本国籍を取り、漢字名『鬼怒鳴門(きーん どなるど)』と見たときは使う字の奇抜さというか迫力にびっくりしました。