昨日、総務くらし建設委員会が開かれました。
請願1件、議案3件、陳情書1件の審査と所管事務調査を行いました。
請願は「新疆ウイグル自治区における人権侵害問題に関して意見書を求める請願書」 冨田議員が紹介議員となり提出されました。
請願者が趣旨説明を行い、議員からの質問には丁寧に答えていただきましたが、人権問題はウイグルに限らず国内にもある、国に任せるべき…など意見があり、残念ながら不採択でした。
なかじま和代 賛成討論
「新疆ウイグル自治区における人権侵害問題に関して意見書を求める請願書」に賛成の立場で討論させていただきます。
中国共産党による新疆ウイグル自治区の大規模な人権侵害は、現在非常に重要な国際問題となっています。国際問題であり、国政の問題ですが、隣国でこうした人権侵害が疑われるのであれば、毅然とした態度で国は声を上げなくてはなりません。 グローバル社会において、新疆ウイグル自治区で起こっていることは、遠く離れた場所の自分とは関係ない出来事、他人事ではなく、衣服や食べ物といった日常的な消費行動で大きく関わっています。 民主主義国家である日本では、わたしたち国民の意思に基づいて政治が行われます。請願者は「新疆ウイグル自治区における人権侵害問題に関して」多くの方に実情を知っていただくため、日本ウイグル協会の作成したチラシを4月から毎日のように駅前で配布しています。藤が丘駅、はなみずき通駅、杁ケ池公園駅、古戦場公園駅でも市民のボランティアとともにお勤めの後の時間やお休みの日の日中に、チラシ配布を続けてこられました。
長久手市では「みんなでつくるまち条例において」市民の定義を市内に住む者、市内で働く若しくは学ぶ者又は市内で事業若しくは活動を行う者(法人その他の団体を含みます。)と、しています。
日本ウイグル協会から11月24日付で長久手市議会事務局が受けつけた「ウイグル等の人権問題に対し国に調査を求める意見書採択のお願い」の文書には、「日本のウイグル人も、家族との連絡も取れず、故郷に帰ることもできない。国外のことと看過せず、日本でも『調査』や『抗議などの必要な処置』がとられるように意見書を提出してもらいたい」と、お願いがありました。
議員の皆様は人権問題について日頃から活動されていますが、12月4日から人権週間がはじまります。このタイミングで、市民の請願を受け、基本的人権に関わる問題に人権擁護の当事者として基礎自治体が意見書をまとめ提出することは、大変意義深いです。自治体からの意見書により、国が人権擁護の働きかけを行うことを期待し、請願書を採択することに賛成いたします。
所管事務調査は、3件。
1.もえるごみ袋増額について
2.古戦場公園再整備について
3.ジブリパークを含む長久手市の資源を活かした観光について
長い一日でした。
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