徳川美術館へ行ってきました。
満開の牡丹
大人になってからは初めて訪れたので、常設展示も面白かったです。
展示物の解説ボランティアのかたと一緒にまわれたので、効率よく、見どころや背景を教えていただけました。
第2展示室に「青磁香炉 銘 千鳥」が展示されています。
石川五右衛門が大阪城の豊臣秀吉の寝室に忍び込んだ時、この香炉の千鳥が啼いたため捕えられ火あぶりにされたという伝説もある香炉で秀吉から家康に渡り、家康の死後に形見分けとして尾張家初代義直が譲り受けたものだそうです。
一つのものを代々受け継いでいくことが素敵だなあと思いました。
第5展示室には、将軍徳川家光の娘が2歳半で、尾張徳川家二代光友のもとへ嫁ぐ時に千代姫の嫁入り道具であった「初音(はつね)の調度」があります。初音は、源氏物語の初音の名からとったものだそうです。
2歳半の娘をお嫁に出すとき、源氏物語のおはなしの中で一番苦労なく幸せな一生を送った姫の名をつけたということです。
調度の中から数点だけが展示されていましたが、蒔絵が素敵でした。
今回、チケットを新聞店のプレゼントでいただいたのがきっかけで出かけましたが、お勧めです。
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