1+1=10 これも正解!という教育の話。

中原健聡(たけあき) 先生のお話を伺いました。

札幌新陽高校 校長の右腕として採用され「本気で挑戦する人の母校」にするために改革し、
定員の64%で定員割れしていた高校を3年で103%まで生徒数増した実績があります。

①教育は何のためにある?
②学校は何のためにある?
③何のために学習する?

お話の前段に、3つの質問をされ、近い席の方と意見交換をしました。
意見交換をしてみると、
びっくり!
教育の目的だと思っているものが違う!
ちょっと衝撃でした。

私の意見は、
①教育は、教育を受ける側な立場では、社会の中で自分らしく生きる為に教わることが目的。
②学校の中でも義務教育は、未熟な子どもが、日本人として必要な共通の知識を学び、
 社会の仕組みの中で他者とより良く生きるために関係を学ぶ場。
③学習はどれも自分らしくよりよく生きるため。

・生き方は選択。
・自分次第で成長でき、年齢を重ねること=成長ではない。
・いろんな出会いがあるけど、対話がないと原体験にはならない。
・1+1=2(十進法)と1+1=10(二進法)のどちらも正解。何を定義にしているかの違いがあるだけ。
・自己決定による責任。人生は思い通りにしかならない。
・教科書にある情報は世の中のほんのちょっとの部分、どうやって他の情報を取るのか知ることも学習。
・思考する長さ、深さはトレーニングが必要。
・違うこと(事実)と嫌うこと(感情)は別のもの。
・LEADERに必要なのは…。

子どもたちは未来。その未来をつくっているのは僕ら大人。大人が変わる時!

と。

締めくくってくださいましたが、質問タイムに

「大学卒業後の進路がなぜスペインサッカーだったのか?」の問いに。

「自分の夢を諦める理由に家族を使うなよ」by母。

この言葉がパンチになったとお話でした。

少子高齢化は、一人の子どもにたくさんの大人が関われるチャンスの時だとの言葉には、
我が子だけでなく、近所の子どもとの対話の時間も意識して増やしていきたいなぁと思いました。

とにかく、世の中一生懸命な大人がいっぱいいます!

教育は・学習はどれも自分らしくよりよく生きるため。
私の目標は義務教育の小中学校で、どの子どもも安全に通えること。

4年間いただいた任期を精一杯に!

長久手市議会議員 なかじま和代