『いただきます』映画

東海農政局主催『いただきます みそをつくるこどもたち』上映会。

『はなちゃんのみそ汁』のその後を映した『GIFT』とはなちゃんの通っていた高取保育園の『いただきます』を見ました。

福岡市の高取保育園の食を通してみた一年に涙が出ました。
子どもたちの目がキラキラしていてかわいく、見せ場では気迫が立ち込めた凜とした姿がかっこいいです。
バックに流れた『星めぐりの歌』も良かったです。

圧力鍋でふっくら炊いた玄米、具沢山の御御御付け。
日本人の遺伝子にあった日本人の食は、伝統食である和食だというメッセージが随所にちりばめられています。

美味しそうな顔で、給食を残さず食べる様子に食を用意する大人の責任は重いです。

途中、『10分で和食』という紹介があり、無理なく家庭での食事を提案する物でした。
お子さんが先生と一緒におにぎりを結ぶところが印象的でした。
少し湿らせた手でおにぎりを握っていました。

ラップに包んだおにぎりを当たり前にしていましたが、OOTA VIN監督から、手の常在菌はその人その人によって違って、お母さんの手の常在菌がご飯の上で発酵が進みお昼頃にちょうど食べごろだとお話しでした。
初めて聞くお話しでしたが、『冷や飯の方が血糖値を急激に上げず、体に優しい』というニュースもあったし、お母さんの握ったおにぎりは時間が経って、冷たくなっても美味しいなぁと思っていたので、まんざらな話でもないのかなぁ。

大切な幼児期の教育における『食』に大きな可能性を感じました。
開園時から園長をされた西福江先生(86歳)が退任最後の年の記録になりました。

たくさんの方に見ていただきたい映画です。