古民家は文化財か?

こんばんは。長久手市議会議員なかじま和代です。
9月21日(水)総務くらし建設委員会で「古民家移築について」所管事務調査を行いました。

古民家は「市内に現存する最古(江戸時代後期の建築)の文化財で保存と活用のための修繕をする、国登録有形文化財など文化財登録はしない」と市は説明しています。

令和4年度一般会計予算に市議会が3点の附帯決議を附したことに対し、市から公の場(傍聴可、議事録+資料公開)で今後の方針などの説明を受け、議員から事務の執行内容や今後の展望について意見をしました。

結論としては、
国や県から文化財としての指定を受けることはできません。
寄附者にいただいたのはあくまで古民家のみ。建物を撤去し、土地を引き渡すため、今年度は解体設計・移築設計、来年(令和5年度)は撤去、引き渡しが行われる計画です。
その後は、「市の方針は、古戦場西側ゾーンで部材を保管し、移築、昔の生活の体験施設にしたい。」との説明でしたが、委員会の調査の過程で、委員からさまざまな意見やアイデアが出る中、くらし文化部部長から「保存することと活用することはブレずにきた。しっかり市民に説明をし、ご意見、アイデアをいただきながら文化財保護審議会の専門的な見地を取り入れながら進めていきたい。」と、移築場所・活用方法は決定では無いんだなと確認できました。

経過を振り返ると、国登録有形文化財としての登録が見込めたような時期もありましたが、「指定文化財として登録しない。」とした後も市が新材を使って整備をする方針に、文化財保護審議会から「価値がある…新材で整備するのは乱暴だ」と言われたことで、どこまで何を残すのか、モヤモヤしていたので。今年度の解体設計費用で明らかになると思います。

委員会で私は「市が寄付して欲しいと言ったのか、寄附者が受け取って欲しいと言ったのかどちらが先かは明らかにされていないが、市が善意の第3者から寄附をいただいたという見解を公表し、既に寄附を受けているものなので、なんとか活用するしか無いのでは無いかと思う。ただ、移築後に昔の生活、農業体験ができる施設だと言われると市内に「平成こども塾」愛知県農業試験場「農業啓発館…明治・大正・昭和初期の民具」があり、目新しさが無い。カフェなどができるのかなど新しい活用をして欲しい。」と意見しました。

山田かずひこ議員が「警固まつりで大量に必要となるわらじ作りの場所にしたらどうか?」という意見には、わらじが作れる人が減り、本当に入手が難しいので良いアイデアだと思いました。
警固まつりは、愛知県無形民俗文化財として県の指定を受けた民俗芸能です。

資料(総務くらし建設委員会所管事務調査)は以下のものです。
市議会のホームページに議事録が整うと一緒にアップされます。

関連記事

長久手市が寄附を受けた古民家の紆余曲折(9月17日)