笠木(かさぎ)が飛んだ

尾三消防組合議会の12月定例会が10時から開かれました。
8〜10月例月出納検査の報告に続き、一般質問、専決処分2件、議案2件を審査しました。

専決処分とは、地方自治法第180条第1項の規定に基づくものです。
地方自治法第180条
第1項 普通地方公共団体の議会の権限に属する軽易な事項で、その議決により特に指定したものは、普通地方公共団体の長において、これを専決処分にすることができる
② 前項の規定により専決処分をしたときは、普通地方公共団体の長は、これを議会に報告しなければならない

ということで、
尾三消防組合規約では、500万円以下の自動車事故の和解などについて管理者が専決処分ができることになっており、専決処分したものは議会に報告されます。

報告第3号専決処分事項の報告…令和2年8月18日豊明市内の建物火災に出動した公用車がガードパイプに接触破損させた¥100,782円(令和2年10月5日専決)

報告第4号専決処分事項の報告…令和2年7月8日長久手消防署庁舎屋上の※笠木(かさぎ)が突風により離脱飛散し、敷地内駐車の車両4代に衝突し損害を与えた¥1,743,266円(令和

※笠木(かさぎ)とは建物住まいや塀を傘のように下部を守るもの。今回の笠木は長さ2m、重さ3キロなど3枚。

議案第12号愛知県市町村職員退職手当組合を組織する地方公共団体の数の減少及び愛知県市町村職員退職手当組合規約の変更について…尾張市町交通災害共済組合解散に伴う変更

議案第13号令和2年度尾三消防組合一般会計補正予算(第2号)…コロナによる行事の中止、規模縮小、「職員手当等」の期末勤勉手当の減額。財政調整基金積立金の増額、報告第4号のように長久手消防署の笠木飛散事故が起こらないよう取替工事(313万5千円)、SNS(LINE)導入により情報発信を行うための委託(49万5千円)、自動心臓マッサージシステムを2台整備などによる増額。
令和2年度予算歳入歳出36億7,903万7千円

議案第12号、13号ともに可決しました。

先日、議案説明を受け長久手消防署の笠木の設置状況を確認させていただきました。

長久手消防署(昭和58年築)

右手の笠木が新しいもの

屋上からは市内が一望できます。
笠木のようなものも施設管理者として安全管理を徹底しなければならないことは、経年劣化のリスクを考え、公園の遊具のように点検が必要なのかもしれません。
今回は残りの笠木を取替工事するための予算が計上されているので本日の予算可決により、年度内に長久手消防署の笠木については処理されることになると思います。

救急車🚑の新車が納車されていました。(3,200万円)

市役所(昭和47年築)の笠木はどうなっているのか心配で屋上へ。

手前の部分は防水塗装、一番端は消防署より小さい笠木でした。耐震化の際に新しくしたものだそうです。