岡崎の市長公約否決

岡崎市議の野本あつし氏に「岡崎市一律5万円否決のリアル」について講演いただきました。

人間的魅力たっぷりの人で、市議会議員選挙も市長と同日開催で先月行われたばかりです。
政二塾の塾長鈴木政二先生の秘書も経験し、2016年から現職で、今回2期目がスタートしたところです。

野本市議は街宣車を使わない選挙を行いましたが、3,632.874 票と前回の3,179.745 票から500票近く票を伸ばしています。

キャッチコピーは「地域を担う責任世代の40代! 地域の代弁者として、声を聞き、想いをカタチに!」

選挙中に街頭活動のお手伝いに岡崎へ行きましたが、お城を持ち、山、水源も持つ39万人の岡崎は本当に広く、声を届けるのは大変なことだなと思いました。

市長選挙は、自民、公明、立憲民主、国民民主と連合愛知の推薦を受けた与野党相乗りの現職市長・内田康宏に対し、共産党が「自主支援」した中根康浩・元民主党代議士が挑んだかたちでしたが、中根氏の「岡崎市の全市民1人5万円給付」などの公約は投票率を前回より2.5ポイント上げる結果になったそうです。

市民全員に5万円を配るために必要な予算はおよそ200億円。
財政調整基金を含む5つの基金を崩して用意するとの市長提案に対し、議会が「動議」を出し十分な議論をするために必要な資料を求めたところ、基金の廃止による説明資料を用意し議会に示しました。
岡崎市議会のホームページ(こちら)から本編と別紙として資料を見ることができます。

これだけの資料を行政側が議会へしめし、公開し、市民にも見れるようにすることはそうあることではないと思います。

延長された議会日程で行われた11月18日の採決では、反対多数(賛成2、反対34)で否決されました。

採決の結果を受けて、新聞やニュースでは5万円をバラマキと言って、公約にすることへの批判が多かったです。

「一番の看板公約を果たせなくても市長は責任をとってやめたりしないんだなぁ」

岡崎から長久手までお越しいただきありがとうございました😊