デンマークの幸福で持続可能な社会づくり

4月29日デンマークに17年お住いのニールセン北村朋子氏、スカイプ中継でLeo Christensen(レオ・クリステンセン)からお話いただきました。

デンマークの政治システムは一院制(179議席)選挙は4年ごと、非拘束名簿式比例代表制で、18歳以上が有権者であり、さらに被選挙権もあるそうです。

国会議員へ18歳で立候補することも可能で、当選することもあるそうです!

消費税は25%ですが、市民が無料で利用できるサービスとして、
・幼児期から大学院まで受ける教育、生涯教育
・健康治療
・社会福祉
・年金

これらは、「すべての市民が社会保障への権利を等しく持つ」という理念によります。

デンマークの労働環境は、
・週37時間
・有給休暇は5〜6週間
・1日の労働を終えたら、次の労働まで最低11時間休む
・主休暇は、3週間まとめて取らなければならない
など日本の環境とは随分違います。

教育機関が専門性を持ち、「同じ教育を受けたなら同じことができるはず=信頼(性善説)」という考えがあるそうです😳

Leo Christensen(レオ・クリステンセン)とのスカイプ中継による講義では、ニールセン北村氏が通訳をしてくださいました。

デンマークの中のロラン市で市議会議員をしているレオ氏です。

持続可能な自治体になるためにいくつものアイデアをしに対してだけでなく、国に対して企業に対してしていて、ロラン市は実証実験のまちとなっているそうです。

新しいものをまちに導入するときには、製造、設置、メンテナンスなどの、それに伴う教育養成機関を自治体が持つ。
資源が少ない日本で、リサイクルが不十分。
などの発想もいただきました。

教育により育った後の姿、国の形が変わる様子がよくわかりました。

ニールセン北村氏は日本へ一時帰宅中で、予定がびっしり、今日は田植えに行くとお話でした。
大きなバックに味噌などを持ってデンマークへ戻られるそうです。