龍馬プロジェクト女性部の研修で、和歌山県の高野山を訪れました。
今回は富田林市議会議員の南方さんの企画で、朽木住職のご案内のもと、龍馬プロジェクト3代目会長の杉田水脈先生も全行程をご一緒くださいました。
麓の橋本市から1時間ほど車で山を登り、奥之院の駐車場に集合しました。
初めて訪れた高野山。澄んだ空気、場所ごとに異なる匂い、艶々とした苔、高野槙の葉。歩きながら、五感を通してさまざまなことを感じました。
奥之院では
杉木立の中、数多くの供養塔や墓石が並ぶ参道を歩きました。
徳川秀忠の妻・崇源院(お江)の供養塔は、高さ6.6メートル! 高野山で最も大きな五輪塔だそうです。
五輪塔は、下から「地・水・火・風・空」を表すとのこと。大きな石材を遠方から運んだお話など、住職のご案内で歴史を学びました。
高野山では、弘法大師空海様は今も御廟で瞑想を続け、人々のために祈っておられると信じられています。
橋を渡った先は、録音も撮影も禁止された聖域です。
弘法大師御廟では、ろうそくとお線香をお供えし、日本の安全と繁栄をお祈りしました。
今も毎日2回のお食事が届けられ、お茶やお菓子もお供えされているそうです。ちょうどお食事を運ぶ僧侶の方々とすれ違いました。
お供えしたものの香りや煙を弘法大師が召し上がるというお話は、妙に納得しました。
また、橋を渡った先の左側には「弥勒石(みろくいし)」という黒い石があります。
小さな祠に手を入れ、願いを込めて石を持ち上げると願いが叶うという言い伝えがあるそうです。
案内札には、善人には軽く、悪人には重く感じられると書かれていました。住職からは、隕石ではないかという説も伺いました。
私も持ち上げてみましたが、重かったです!
金剛峯寺では
豊臣秀吉ゆかりの建物や、豊臣秀次が切腹を命じられたと伝わる柳の間、格式ある客殿、襖絵、蟠龍庭などを見学しました。
高野山は祈りの場であると同時に、僧侶が学問と修行を重ね、その教えを長い年月にわたって受け継いできた場所でもあります。
金剛三昧院では
北条政子が源頼朝らの菩提を弔うために建立した金剛三昧院を訪ねました。
鎌倉時代に建立された国宝の多宝塔をはじめ、貴重な文化財が残されています。
住職からは、鎌倉幕府や室町幕府との関係、禅宗と醤油の歴史、神仏習合、僧侶の修行や役職など、興味深いお話をたくさん伺いました。
室町幕府8代将軍・足利義政に仕えた絵師、小栗宗丹が描いた「梅花雉子図」重要文化財の襖絵の前で、特別にお茶とお菓子までいただきました。
笠置シヅ子さんが劇団の方とこもったお寺だともお聞きしました。
本尊の愛染明王にもお参りしました。良いご縁を結んでくださるそうです。
また日を改めて、宿坊に泊まってみたいです。
高野山の結界と女人禁制
高野山では、かつて肉食や女性の入山などが禁じられていました。
明治5年(1872年)に政府が女人禁制の廃止を命じ、その後、明治39年(1906年)に高野山でも全面的に撤廃されたそうです。
住職からは、弘法大師空海様とお母様にまつわるお話も伺いました。
空海様はお母様を近くに呼び寄せたかったものの、女人禁制のため山内には迎えられず、麓に住んでいただいたという伝承があります。
そして、月に9度もお母様を訪ねたことから「九度山」という地名になったというお話でした。
月に9度とは、本当に親孝行です
胡麻豆腐のお料理
お食事は、角濱ごまどうふ総本舗で、肉や魚を使わない精進料理「かどはま五彩」を予約しました。
胡麻豆腐を使ったお料理だけで、お腹いっぱいになるのかな……と少し思っていましたが、そんな心配は無用でした!
味はもちろん、盛り付けや器との組み合わせも美しく、目でも楽しませていただきました。
使える食材が限られていても、調理方法や味付け、盛り付け、器の選び方など、知恵と工夫によって、こんなにも美味しく、豊かな食事になるのだと感動しました。
たくさんの食材や豪華なものがなくても、身近にあるものを大切にし、工夫して楽しむ幸せを大切にしたいと思いました。
龍馬プロジェクトは「日本社会の問題を地方政治から変えていく」という理念のもとに集まる政治団体です。
議員や首長、一般の方もメンバーとして活動し、さまざまな研修を通じて、いつも私の視野を広げてくれます。
今回、杉田会長のご挨拶で特に心に残ったのは、知識を学ぶだけでなく、現地で自分の感性を使って感じ取ることの大切さ。そして、法律や制度を整えるだけでなく、そこに人の心が伴わなければ、十分に機能しないというお話でした。
議員として制度や仕組みを考えることはもちろん大切ですが、それを支える人の心や、長い歴史の中で受け継がれてきた精神文化にも目を向ける必要があると改めて感じました。
素晴らしい研修を企画してくださった南方女性部会長、ご案内くださった朽木住職をはじめとする皆さま、ご一緒した皆さまに心から感謝申し上げます。
カテゴリー
