古墳群?
長久手から10キロほど、尾張旭の森林公園の先、名古屋市志段味に66個(現存33)もの古墳があります。
なぜ、突然そんな話題かというと。
今議会で上程された「議案第27号 リニモテラス公益施設の指定管理者の指定について」(議案はこちら)の
指定管理者「リニモって」について、「中電工業(株)と株式会社TONZAKOデザインの共同体との説明があり、実績としては「歴史の里 しだみ古墳群ミュージアム」ということでしたので、会派の伊藤祐司議員、冨田えいじ議員と出かけました。
ミュージアムの大壁画は「100かいだての…」シリーズで有名な「いわいとしおさん」が描いたものです。
ちょうど、古墳ガイドツアーに参加することができ、ボランティア2名の方にミュージアムに隣接する公園部分の「大塚・大久手古墳群コース」をご案内いただきました。
ボランティアの方は、登録をすると研修があり、参加できる曜日などを学芸員の方が調整し連絡が来るということでした。
「のぞき箱をめぐるスタンプラリー」もスタート!
初めは「西大久手古墳」帆立貝のかたちをした古墳で古墳時代中期のものです。
ここで発掘された巫女型埴輪は東日本で最も古くミュージアムのキャラクター「しだみこちゃん」のモデルだそうです。
続けて、「大久手3号古墳」方墳(ほうふん)型です。いわゆる鍵穴型でなく、真四角、ピラミッドの途中から上を外したようなかたちです。
森の中のような「東大久手古墳」⬇︎
半分が大久手池の土手に隠れたままの「大久手5号古墳」⬇︎
半分が道路に隠れている「大塚2号古墳」
そして、「志段味大塚古墳」へ。
帆立貝式古墳では大きくたくさんの埴輪の複製品などを使って復元されています。
古墳の上からの景色
これらの古墳は東谷山(とうごくさん)の方向を向いて一列に並ぶように計画的に古墳が配置されたことがわかっています。
広い公園が整備され、たくさんの方が訪れていました。夏には姫ボタルが飛ぶそうです。
ガイドツアーはここまで。「日本の古墳時代の縮図」と4世紀から7世紀までの前期・中期・後期の古墳時代の全ての古墳が存在する貴重さと謎の残る空想OKな世界観を楽しくお話いただいて楽しかったです。
最後に「古墳→古墳→東谷山」が見えるオススメポイントを教えていただきました。
ミュージアム(200円)では「5分でわかる!志段味古墳群」の動画で庄内川流域の古墳時代のようすや古墳群が出来た経緯についてよく理解できました。
展示物では志段味大塚古墳の出土品から想像される「志段味大塚古墳の王」が馬に乗った姿や出土した埴輪の数々…見応えがありました。
1階のCAFE MORI no UTAで古墳オムライスを注文。
徒歩で10分ほど離れたところにスタンプ6番「白鳥塚古墳」があり、向かいました。
4世紀前半に築かれた愛知県内で最も古い前方後円墳(サイズは愛知県下第3位の墳丘規模)です。
「のぞき箱」
白鳥塚古墳は、石英で白く飾られた古墳の外観や、伊吹山で傷を負ったヤマトタケルを、尾張まで運んだ白鳥の墓であるとする伝説から、名前がついたとも言われています。
6個のスタンプを集め、ミュージアムに戻ると記念品(クリアファイル)を頂きました。
平成31年4月にオープンしたミュージアムで、近くにあるのに後回しにしたことを後悔するほど素敵な施設でした。
コロナ対策を十分行い、勾玉づくり、埴輪づくりなどの工作教室も開かれていました。
議案第27号がきっかけでしたが、昨日までとは打って変わって暖かな日差しの中楽しいくたくさん歩きました。
議案第27号は総務くらし建設委員会へ付託されています。委員会審査は来週2月22日(月)・24(水)です。
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