昨日は「1項目 教育の充実について」の続き
2項目 子育て支援について
3項目 暴力のない安心安全なまちの実現について
4項目 職員の給与と特殊勤務手当について
2項目 子育て支援について
質問からわかったこと
・母子健康手帳の交付数は令和元年10月まで358人→令和2年10月まで336人(前年度比22人減少)
・保育園の待機児童は1才児21人、2才児11人の合計32人
・令和元年10月に国の施策として幼保無償化で保育料の集金を止めた。長久手市が不交付団体であるため市立保育園などへの給付額が少なく、令和3年度は約1億3千万円の負担増になる。
・上郷保育園でスタートした自園調理は調理中の様子を実際見ることができる、調理中の匂いを関いじることで以前より給食を楽しみするようになっている。
調理の様子が見られる見学スペースを有効に使っていただいていることが確認できました。
3項目 暴力のない安心安全なまちの実現について
・DVと児童虐待は毎年研修を行っている。また「長久手市児童虐待対応・虐待予防マニュアル」改定により要保護児童地域対策協議会を毎月開催し、情報共有を行っている。
・児童虐待対応、DV対応ともにマニュアルが整備されており、相談、発見から初期対応支援に至る組織的な対応が標準化できている。
・「親権者等は、児童のしつけに際して体罰を加えてはならない」ことを定めた「児童虐待防止対策の強化を図るための児童福祉法等の一部を改正する法律」が令和2年4月1日に施行されたため、広報、ホームページで記事を掲載し、チラシの配布やポスターの掲示を行っている。
・子ども自身が虐待の通告をする場合もダイヤル189(いちはやく)に連絡すればよい。
※189に通報した際のフロー図を資料として使いました。通話は無料、連絡は匿名でも可能で、内容に関する秘密は守られます。携帯電話からの場合は現地の郵便番号か町名(長久手市〇〇)を伝えます。
「児童相談所虐待対応ダイヤル「189」のフロー」
昨年、大阪府吹田市でダブルリボンの取り組みを視察しました。
「W(ダブル)リボンバッジ」は、女性に対する暴力の根絶をめざす取組みのシンボルであるパープルリボンと、児童虐待防止のシンボルであるオレンジリボンを組み合わせ、吹田市が独自にデザインしたピンバッジです。 家庭や学校、地域など社会全体に、女性や子供に対する暴力防止への深い理解と関心が広がり、被害にあっている人に「あなたはひとりではない」というメッセージが届くようにとの願いが込められています。
法律が異なり、児童虐待は厚労省、DVドメスティックバイオレンスは内閣府が担当です。長久手市では子ども部子ども家庭課が担当し、縦割りの影響は殆どないことがわかりました。
私はブルーリボン(北朝鮮に拉致された日本人を救出する運動)とともにダブルリボンを着用しています。
4項目 職員の給与と特殊勤務手当について
・新型コロナウイルス感染症対策として市役所業務の全職種でテレワークを実施した。テレワークを実施感じたメリットは、新型コロナウイルス感染症の感染リスクを抑える以外に、通勤時間が削減出来たこと。業務に集中することが出来、効率的に作業ができることなど。デメリットは、市民との対面が必要な業務や施設などで作業を伴う業務など、テレワークできる業務が少ないこと、個人情報を含む電子データの持ち出しを禁止としていたため、業務が制限されることなど。
・防疫手当は感染症、家畜伝染病の病原体の付着したものを取り扱う場合などに勤務1日に付き500円となっているが、増額は考えていない(もう少し出すべきではないかな…)
1項目の教育に60分の持ち時間の大半を使ったため、再質問が限られたものになってしまいましたが、幼保無償化による市の負担増などが明らかになりました。
長久手市の保育園では斎藤公子先生のさくらさくらんぼのリズム、ロールマット、描画指導などを実践しています。保育士の先生は、市の職員として採用されるため在職期間が長いことが特徴で、先生方の学びの継承、均一でない年齢層の保育士がいることでのしなやかさがあります。本当に素晴らしい保育が行われています。長久手の人は当たり前だと思っていることに驚くような実践内容です。長久手市立保育園が今の体制で保育を続けていくるように金銭的な問題を解決したいところです。
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