12月議会閉会、市役所隣接の不動産取得へ

24日間の日程で開かれた第4回長久手市議会定例会が閉会しました。

本日、議案第59号 財産の買入れ が新たに追加の議案として上程され、本会議で質問をしました。

「議案第59号 財産の買入れ」の議案概要は、
市役所に隣接する不動産(土地851.13㎡、建物鉄筋コンクリート造地上3階地下1階484.08㎡、車庫54㎡)を市役所整備よう不動産として85,113,000円で買い入れるものです。

前提として、議会2日目(11/28)にこの契約に必要な予算を補正予算として可決しています。

補正予算の審査で市がこの不動産取得の必要性を説明し、次のことが明らかに(公開できないことがわかるっていうのも変な日本語ですが)
①売主の希望で30年を経過する建物つきの土地であること
②建物は市が活用予定だが、用途は未定であること
仲介手数料がルール上限の「対象金額の3パーセント+6万円=287万5千円」であること
解体費用、不動産鑑定額などが明らかにできないこと

85,113,000円という不動産購入金額の妥当性については、④解体費用、不動産鑑定額などが明らかにできないことには、「妥当な金額である」という職員の言葉を信じるしかありませんが、それだけでは無責任な感じも否めません。 「妥当な金額」かどうかの検証が行えるように、本会議で質問しました。

Q 契約後、市所有の財産となった段階においては、今回の交渉過程に不透明な部分がなかったか検証できる材料として解体費用、鑑定評価額を含む交渉記録を開示できるか。
A契約後、所有権移転登記の後であれば情報公開請求などがあれば開示できる。
との答弁で、安心しました。

例えるなら・・・
子ども「本を買ってくるから1万円ください!」
「金額のわかるものあるの?」
子ども「わかるものはないけど信じて」
「じゃ、お金は渡すけど領収書をもらってきてね」
子ども「うん、領収書もらってくるね」

こんな感じの安心感です💕

他に2点を確認しました。
Q 市役所建設までの一定期間、建物は活用するがその用途は定まっていないとのことだった。平成30年7月に施行したみんなでつくるまち条例で市民との情報共有、協同する事を定めている。取得後は不動産情報を公開し、使い道を話し合う必要があるのではないか。
A市民とは話し合わず、市役所内の関係各課と早急に調整する。

Q今後も市役所整備には不動産の取得が必要になる(例えば今回の不動産に隣接する用地など取得)。今後も仲介者をつけることになるのか。
Aつけない。

本会議が休憩となり、総務くらし建設委員会で審査され委員会は可決しました。

本会議再開後は委員長報告の後に、議案50号から59号までの採決が行われました。53号を除く議案が可決しました。

議案53号「長久手市使用料及び手数料条例等の一部を改正する条例」は賛成討論・反対討論とも多数あり賛否が割れましたが、否決されました。

今日のお昼ごはんも「おふくろの味処」。味噌チキンカツごちそう様でした。