長久手市議会のくらし建設委員会の委員で埼玉県深谷市役所で「空き家対策の取り組み」を教えていただきました。



深谷市は、甘くて有名な深谷ねぎの全国1位の産地です。関東平野の真ん中に位置し、キュウリやほうれん草、とうもろこし、切り花に鉢植えなどの栽培も盛んです。


市のゆるキャラ「ふっかちゃん」は頭から深谷ねぎの角を生やし、胸には市の花チューリップがついた可愛いキャラクターでゆるキャラグランプリで全国2位をとったこともあります。

空き家対策については、埼玉県内で早期に着手し、不動産会社等に相談し易い体制を整えました。



空き家の状況は、
空き家率 : 平成20年9.1% → 平成25年13.76%
5年で4.66%増加と増えています。

平成26年からの取り組みがスタートしています。
市内の空き家で、事件があったことからも増加傾向にある空き家の現状を踏まえ、空き家の有効活用を図り、管理不全な空き家の発生を防ぐことを目的にしています。

市内201の自治会さんの市役所の職員の方が出向き協力をお願いし、市内全域の空き家の実態調査を目視で調査していただいています。
平成27年には「空き家等の見守りについて」自治会連合会と協定を結びました。
また、雑草などの対処に所有者が遠方や高齢でも対応できるよう「空き家等の適正管理について」シルバー人材センターと協定を結んでいます。

空き家の実態調査の結果を元に、固定資産情報から所有者の方々へ市役所の「活用相談」の窓口が、危険度、「活用相談」、シルバー人材センターの活用方法などを毎年、通知しています。
市役所内で5課にわかり事務を行っていますが、相談窓口や総合的な調整は共同推進部自治振興課で受け、市民の相談をたらいまわしにするような事は決してないそうです。

平成28年度には「深谷市空き家利活用ネットワーク制度」を創設し、相談だけでなく、不動産関係団体との協定により「空き家バンク」として専門的な活用相談を無料で受けることもできるようになりました。
不動産相談は、程度の良し悪しや法的問題の有無にかかわらず利用できます。
「いくらぐらいで売れるのか?」といった相談には、近隣の相場や状態をプロが的確にアドバイスしてくださるので好評だそうです。

平成29年度には、「埼玉県北部地域空き家バンク制度」として深谷市の取り組みに、移住や定住促進などの目的が加わり、近隣7市町と広域で貸したい人、借りたい人を受け付け登録できる仕組みになっています。

市役所が窓口になる事で、不動産取引に関する知識や経験のない方が安心して相談することができたというアンケートの回答もあり、活用相談、空き家バンク登録、契約成立に成果が出始めています。


笑顔とまごころのまち深谷市のキャッチフレーズのとおり、長時間の視察に職員の方々がずっと笑顔で対応してくださいました。
ありがとうございました。

長久手市では、借りたい人・買いたい人が登録をうけ、深谷市の取り組みのように所有者へアプローチすることも十分に考えられます。今回の学びを生かし、委員会で話し合いを進めます。

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